卒業式が終わると、みーちゃんはすごい号泣してた。
まるで、泣けない私の分まで泣いてくれてるみたい。
みーちゃん。親友がみーちゃんで嬉しいよ。
みーちゃんとは出席番号がかけ離れているため、番号が近い友達と一緒に下駄箱を出る。
出たところで陸部のみんなが待ってくれていた。
『美麗ちゃん!』
そう呼ばれてみると、萌結ちゃんがいた。
『ありがとうございました!』
そう言われて私もお礼を言う。
その後、陸部の女子みんなに手紙を渡した。
そして、少し離れたところに煌くんがいて目が合った。
卒業式のこの時は、前と同じなんだな。
なんて思いながら、煌くんに前はしなかったけど、微笑んでおいた。

