先輩の中にある、俺を全否定したくて。


遊びに走ったように。


高校生に手を出してるように。


見せかけた。





本当に欲しいのは、先輩だけだから。


どんな思いで俺の手紙を読んだのか。



どんな思いで、俺の死を受け止めたのか。


分からないけど、先輩もタイムリープしてきたのだと、あの言葉でわかった。



もしかしたら、好意ではなく。


罪悪感かもしれない。


一生俺の片想いかもしれない。


だって、きっと。


先輩は前から俺の好意には気づいていたはずだから。


だけど、他の人の手を取った。



それが全てなんだ。


なのに、俺は罪悪感でもいいからと思ってしまっている。


先輩、俺の先輩への思いは誰にも負けない自信しかありませんよ。


でも、きっと俺は先輩からは愛されてないから。



これからも、愛されないでしょうから。


それなら、いっその事。



あなたに嫌われたいんです。