私(俺)の不器用な愛情表現




「…やっぱり。」

「ん?」

「いえ、今ので分かりました。」


そう言うと煌くんは意味深に笑った。


どういうこと?


「2つ目の質問は、自分のことを好きな人がある日、自殺したらどうしますか?にします。」

「……え?」


なに、その質問。


まるで、私がタイムリープしてきたって知ってるような。


でも、煌くんでもさすがにそこまでは知らないはず!


「いいよ。3つ目は?」

「…本気で好きな人ができたら。どんな風になると思いますか?」

「その3つ?」

「はい。」

煌くんの目は珍しく真剣だった。

「煌くんが勝ったら。ちゃんと答えるから。安心して?だから、頑張ってね。」

「はい!」

いつもなら笑うのに。


今日の煌くんの周りの空気は重苦しい。