私(俺)の不器用な愛情表現




6時間目も終わって、部活に行った。


今日はあくまで張り切りすぎないようにしたから!


だから、煌くんには会ってない。



まぁこの後、嫌でも会うんだけども。


みんなが集まりだした頃に私も行った。



既に煌くんは来ていて、


「美麗先輩!遅いですよー。」

って不満げに漏らした。


「いや、早く来いなんて言われてないし、時間内には来てるじゃん!」

「俺は一番乗りでしたよ?」

「知らんがな。」


煌くんと勝負もしてないし、何より私は久々すぎて君と話すのにも少し緊張してるんですー。


なんて、とてもじゃないけど言えない。



「先輩!」

「なに?」

「駅伝、勝負しましょうよ。」

「何を賭けるの?」

「そうですねー……。あっ!また質問に答えることにしましょう。そうですねー、次は3個までとか。」

「ア○○ンの魔法の○ン○か!」

「ナイスツッコミですねー。」

「全然嬉しくないんだけど?」

「良いじゃないですか!」

「はいはい。で?どうやったら勝ちなの?」


そう聞くと煌くんは考えてなかったのか、考え込み始めた。