皆がワラワラし始めた頃。 萌結ちゃんは3年の男子と話し始めた。 だから、私とはるちゃん以外に周りにはいなかった。 煌くんの所に行こうとした時だった。 「せーんぱい!」 そう声がして振り向くと煌くんがいた。 「びっ、くりしたー。」 「クス。成功ですね!」 「いやいや、笑顔で言うことじゃない!」 なんてツッコミをする。 いや、そんなことが話したいんじゃなくて! 「煌くん。モチベーション下がってるの?」 言いたかったことを切り出した。