私(俺)の不器用な愛情表現




煌くんはというと、前と同じように男子たちに誘導されて、何故か誕生日席になってる。



「合田先輩って、こう。エース感というか、キャプテンというか。そういうのがあって、あそこの席合ってますよね。」

「確かに!あそこに野々村くんが座ったら似合わんわ。」


そう私が言うとはるちゃんは同意した。



これも、前と同じ。



いつも通り目が合うこともね。



「あんまり3年生って会えないじゃないですか!」

「そう?合田くんとは週に3、4回会うよ?」


萌結ちゃんの発言につい、そう言ってしまった。



萌結ちゃんはすごく驚いた顔をしてる。