はるちゃんと話しながら歩いてたら、


「美麗先輩!お疲れ様でした。」


煌くんが、さっきまで男子たちと話してたのに、私達がいるとこまで戻ってきて言った。


「ありがとう!煌くんもお疲れ様!!」

「ありがとうございます。あっという間でしたね!」

「うん。うち、中学で良い思い出なんか無いって思ってたけど、ラスト1年で良い思い出が出来たよ。ありがとね!」


そう。本当に。


前は思ってもみなかった。



煌くんとの思い出がこんなに私の心に残るなんて。