「良かった」
  
 裕太さんは本当に美味しそうに食べてくれるから、いつも作り甲斐がある。

「お肉美味しいよ、裕太さん」

「味付け濃くない?」

「ううん、ちょうどいいよ」

 裕太さんもよく料理をするから、料理上手で何も食べても美味しいんだ。

「照り焼きってなんでこんなに美味いんだろうな」

「確かに。なんでこんなに美味しいんだろう」

 甘辛い照り焼きタレは本当に最高に美味しい。ご飯との組み合わせバッチリすぎる。

「それな。男が好きな味だよな、本当に」

「女も好きですよ?照り焼き」

「そっか。要はみんな好きってことか」

 裕太さんのその問いに、私は「そういうことですね」と返事を返した。 裕太さんと食べるご飯は本当に美味しくて、楽しいな。

「ご飯の炊き加減も最高だな」

「本当に?固くないかな?」

「全然。俺はこのくらいの方が好きかな」

 裕太さんってば、本当に優しすぎ。いい旦那さんだよ、本当に。

「愛南、漬物おかわりしていい?」

「いいよ」

 裕太さん、白菜の漬物、好きすぎだね。めちゃ食べてる。
 
「漬物マジで美味い」

「いっぱい食べていいよ」