そういえば、あの話を
奈央さんにした時・・・
12歳の3月、
白髪の優しそうな老人が
施設にやってきた。
知らない人が来るのが
めずらしく、院長室の外から
2人の様子をみんなが覗いていた。
楽しそうに、そして興味深々で、
後ろの子はジャンプまでしたりしてた。
(何が楽しいんだか?)
僕は退屈で園の中庭にある
芝生の上にゴロンと寝転んでいた。
『空が青い・・・。』
と当たり前のことを呟いた・・・
(ハァ~たいくつ・・・。)
その時・・・影ができたと思ったら
院長先生が・・・
「稜くんちょっといい?」
奈央さんにした時・・・
12歳の3月、
白髪の優しそうな老人が
施設にやってきた。
知らない人が来るのが
めずらしく、院長室の外から
2人の様子をみんなが覗いていた。
楽しそうに、そして興味深々で、
後ろの子はジャンプまでしたりしてた。
(何が楽しいんだか?)
僕は退屈で園の中庭にある
芝生の上にゴロンと寝転んでいた。
『空が青い・・・。』
と当たり前のことを呟いた・・・
(ハァ~たいくつ・・・。)
その時・・・影ができたと思ったら
院長先生が・・・
「稜くんちょっといい?」