安心した佑紀ちゃんはもう僕の所に来なくなった。
クラスが変われば一緒に居る時間が一気に減る。
学生なんてそんなもんだ。
当たり前の事だけど、僕はその頃になってやっとそれに気づいた。
校庭の少し離れた所で知らない子と遊んで笑う佑紀ちゃんを見る度、心が締め付けられ黒ずんでいく。
これからもずっと二人でいられる一番手っ取り早い方法が、人見知りに戻ったフリをすることだった。
やっぱり今のクラスは仲の良い人がいなくて辛いと嘘をつけば、佑紀ちゃんは簡単に戻ってきた。
それで今でも人見知りのフリをしている。
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