幼なじみはクール系イケメン?




小学校四年か五年か。
どっちだったかは覚えてないけど、大体それぐらい時期だったかな。


佑紀ちゃんとは別のクラスになってしまった。

僕はそれまで面倒見が良い彼女の後ろに隠れていて、自分から誰かと話そうとは全く思わなかった。
そのせいで佑紀ちゃんは毎日心配して、休み時間はいつも僕のクラスに来て遊びに行こうと誘ってきた。


嬉しいけど、やっぱり佑紀ちゃんに悪い。

そう思って、もう心配されないように人見知りを克服しようと決めたんだ。

結果は大成功。
悠くんと遊びたかったけど近寄りがたくて声をかけられなかったんだ、と言って皆僕の周りに集まってきた。


あの日いつもどおり僕のクラスに来た佑紀ちゃんは、その光景を見て驚いたあと、何度も僕を褒めてくれた。

それが嬉しくてこれからも頑張ろうと思ったけど、あとから考えるとあれは駄目だったな。