「弘樹さん、あの、これって?」 そう言うと、弘樹さんは 「あーそれまなみと俺と親父と母さんだよ」 ……写真の中のあいつは笑ってて…… 「微笑ましいですね」 「だけどな、俺と愛海が小学生の時に亡くなってしまってな」 ……うそだろ? 俺はしばらく思考が停止した 昨日、あいつが泣いてたのはそれが原因か? とにかく、あいつから話しかけてきてくれるのを待つしかなさそう 「まぁ、ゆっくりしてくれ」 弘樹さんはコップとペットボトルをお盆に乗せて、 あいつの部屋に行った。