「璃優ねぇ、観ちゃん。どうして話さないの?」

?????

私と観は瞳ちゃんの言葉にびっくりして
反応することができなかった。
それから数分沈黙が続いた。
そして、先に口を開いたのは…
「瞳ちゃん、どうしてそんな事聞くの?璃優ちゃんと観は話してるよ。ねぇ璃優ちゃん?」

観だった。私は観の質問に

「う、うん。話してるよ。」

と答えると瞳ちゃんはすぐに

「そうかな?瞳が見てたらお話してないよ?」

と返ってきた。
私(瞳ちゃんすごい観察力!!)と心の中で誉めていた。

それから私と観は話すようになった。
そして携帯が全く同じだったから
それで話が盛り上がった。
その時
―――ピーピー
となり始めた。

「観の携帯充電無くなった!!璃優の電池パック貸して?」

観にそう言われて私は充電が残り
少ない電池パックを貸した。
それから数分後観はいきなり

「璃優!!アド教えて!!」

と大声で言った。
私はびっくりしたけど自分の
アドレスを観の携帯に入力した。
それで、観が私に空メールを
してきてアドレスを交換した。

それから、メールのやり取りを
頻繁にするようになった。