親はまだ帰ってこないのかよ。 悶々とした思いで女の子を見ているとまたしても目が合いそうになり思わず隠れる。 …… ここまできたのに隠れてどうする!? 自分自身の行動に驚く。 隠れたらなんかやましいことしようとしてるみたいじゃないか。 …… いや、これはえっと、やましい気持ちとかマジで1ミリ単位もなく、未成年に倒れられたら困るとか放っておいても夢見が悪いというか、 ―― えぇい!ままよ! 言い訳じみた理由を脳に垂れ流した後僕は女の子のもとへと足を進めた。