伸び放題だった髪は整えられ、ふんわりとウェーブがかけられている。まるで別人のように華恋には見えた。百八十度印象が変わっている。
「おっ、いいじゃん!」
店内で待っていてくれた花音は、大変身した華恋を見て満足そうな笑みを浮かべる。そして、「次行くよ!」と言いながら華恋の手を引っ張っていく。
「えっ?ここって……」
華恋が連れて来られたのは、華恋が働いているネイルサロンだった。モスグリーンのおしゃれなドアには「closed」と書かれた看板がかけられているのだが、花音はお構いなしにドアノブに手をかける。ドアは何の抵抗もなく開き、「いらっしゃ〜い」と笑顔で従姉妹が出迎えてくれた。
「えっ、今日ってお店定休日じゃないの?」
戸惑う華恋は椅子に座らされ、「今日は華恋の誕生日でしょ?」と言いながら従姉妹は華恋の爪をやすりで磨ぎ、形を整え始める。
数十分後、華恋の指は綺麗な花柄のネイルアートが施されていた。パステルカラーで春らしく可愛いものである。
「じゃあ、次はこっち!」
「おっ、いいじゃん!」
店内で待っていてくれた花音は、大変身した華恋を見て満足そうな笑みを浮かべる。そして、「次行くよ!」と言いながら華恋の手を引っ張っていく。
「えっ?ここって……」
華恋が連れて来られたのは、華恋が働いているネイルサロンだった。モスグリーンのおしゃれなドアには「closed」と書かれた看板がかけられているのだが、花音はお構いなしにドアノブに手をかける。ドアは何の抵抗もなく開き、「いらっしゃ〜い」と笑顔で従姉妹が出迎えてくれた。
「えっ、今日ってお店定休日じゃないの?」
戸惑う華恋は椅子に座らされ、「今日は華恋の誕生日でしょ?」と言いながら従姉妹は華恋の爪をやすりで磨ぎ、形を整え始める。
数十分後、華恋の指は綺麗な花柄のネイルアートが施されていた。パステルカラーで春らしく可愛いものである。
「じゃあ、次はこっち!」


