さようなら

アイスを食べながら学校に戻った。棒アイスの棒はもうとっくに捨ててたけど、手はベタベタだった。「手、洗いに行こうよ」って彼は言った。
私は頷いて彼の元に小走りで寄った。すると彼は私の手を掴んで指を舐めた。ブワッとした。
すぐ手を引っ込めて「何すんの!?」って、割と大きな声で言っちゃって。
彼は「美味しそうだったから。」って平気な顔して言った。「あっそ。」って言った。
フイっと顔を背けてトイレに手を洗いに行った。