あの夏の晴れた日、君と話してた。
「田舎と都会だったらどっちが好きか」
私は田舎も都会もどっちも好きだったから
「え~、どっちも迷うなぁ…」って言った。
「あんたはどっち?」って聞いたら即答だった。
「僕は田舎の方がいい。」
私は割と驚いていた。だって彼はシティボーイだと思ってたから。
「えー!意外!なんで田舎?」って聞いてみたら
君は言った。

「田舎だったら、僕が消えてもしばらく見つけられない。僕は消えたくても消えれなかった度胸のないただの自殺願望者だから。」

私は知らなかった。