自分の部屋についても悔しさのような、やるせなさのような不快感は無くならなかった。
あいつの話をしたせいだな。
御祝儀のゼロを一つ二つ減らしてやろうかと思ったが、遠藤さんに悪いと思いとどまる。
胸の辺りにムカムカを抱えたまま、ドレスを探しはじめた。
半分物置部屋と化している自室は物であふれていて、目当てのモノもそこらへんに置いてありそうだったが、ざっと見たかぎり周りには無さそうだ。
それなりに値段がする物だから、ちゃんと押入れに入れておいたのかも。
偉いぞ、過去の私。
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