「それにしても圭太くんが結婚かー。もうすっかり大人ね」
「とっくに成人してるじゃん」
「あんたにとっては当たり前の事でも、私にとっては麻未と二人でふざけて遊んでる高校生のままだったんだから、なんだか不思議よ」
「ふーん、まぁ私もちょっと変な感じはするかな。ここ何年かは会ってなかったし余計に」
「でしょう?」
同窓会以来圭太とは会っていない私は、母と大して変わらない気持ちだった。
当然前会った時は高校生の頃より成長していた。
それでも相変わらず馬鹿なこと言って笑うあいつの姿にどこか安心していたのに。
同級生の思わぬ吉報に、成長と寂しさを感じる。
社会人になってからはそんなことを繰り返している気がした。


