♢
カチコチ――
静かな部屋の中、時計の針が動く音だけが聞こえる深夜。
いつもと変わらない時間に寝たけれど、眠りが浅かったのか変な時間に目が覚めてしまった。
気分転換にお茶でも飲みに行こうかな。
まだ寝ぼけた意識のまま、よいしょっとベッドから起き上がる。
寒い廊下を歩いてリビングをめざすと、明かりがついていることに気がついた。
……あれ、お母さんかな。
不思議に思いながら足を進めると、母の声が聞こえてきた。
「……うん、うん。そうなのよ」
もしかして電話中?
こんな夜中に誰と話してるんだろう。
まあいっか。
静かに横を通ってお茶だけ取らせてもらおう、そう思ったときだった。
「最近美波がね、部活を頑張ってるの」
突然自分の名前が出てきてドキッとする。
わ、私の話?
母の口調はどこか誇らしげでなんだか照れてしまう。
でも、”頑張ってる”ってそう思ってくれていたことが嬉しい。
幸せを感じているうちに母の話は進んでいく。
カチコチ――
静かな部屋の中、時計の針が動く音だけが聞こえる深夜。
いつもと変わらない時間に寝たけれど、眠りが浅かったのか変な時間に目が覚めてしまった。
気分転換にお茶でも飲みに行こうかな。
まだ寝ぼけた意識のまま、よいしょっとベッドから起き上がる。
寒い廊下を歩いてリビングをめざすと、明かりがついていることに気がついた。
……あれ、お母さんかな。
不思議に思いながら足を進めると、母の声が聞こえてきた。
「……うん、うん。そうなのよ」
もしかして電話中?
こんな夜中に誰と話してるんだろう。
まあいっか。
静かに横を通ってお茶だけ取らせてもらおう、そう思ったときだった。
「最近美波がね、部活を頑張ってるの」
突然自分の名前が出てきてドキッとする。
わ、私の話?
母の口調はどこか誇らしげでなんだか照れてしまう。
でも、”頑張ってる”ってそう思ってくれていたことが嬉しい。
幸せを感じているうちに母の話は進んでいく。



