季節外れのエチュードを

え……

今、ちょっと口元緩んでなかった……?

なんて思っている合間にいつもの表情に戻る。



「……あのさ」

「え?なに?」

「……悪かった」

「……え?」



彼の口から想像もしてない言葉が出てきて驚く。

松浦くんはそんな私の態度にムッとして目をそらした。



「っだから、お前が言ってることわかったから……嫌な態度とって、ごめん」


「……え!?」



松浦くんが謝った!?

今年一番びっくりしていると、松浦くんはぶっきらぼうに何かを投げてきて慌ててキャッチする。


これ、カルピスソーダだ!

それとキャップのところにキーホルダーがかかっていた。


カエル……?

かわいいのにかわいくない、なんとも言えないデザインだ……


だけど。



「ありがとう!それと私の絵を拾ってくれたのも。ありがとう、松浦くん」



感謝の気持ちを伝えると、「ん」とだけ言って席を立つ。