♢
「……ちゃん、美波ちゃん!」
トントンと肩を優しく叩かれてハッとする。
「わ、川島先輩!」
「すごい集中力だねえ。部活ちょっと早めに終わることになったんだけど、美波ちゃんはどうする?」
そう言われて時計を見ると、もう一時間がたっていた。
やばい、集中しすぎて周りの話全然聞いてなかった……
「えっと、もう少しで完成するので、ちょっと残ってもいいですか?」
「いいよ、松浦くんも残るみたいだから。鍵だけお願いしてもいい?」
「えっ、あ、はい!」
「じゃあお願い。あんまり無理しないでね」
それだけ言うと川島先輩は部室を出て行った。
松浦くんも残るのか……
やっぱり帰りますって言えばよかった……
なんて後悔してももう遅い。
私が気づいていなかっただけで、もう教室には松浦くんしかいなかった。
ふたりっきり……!?
とんでもなく気まずい……!
どうしよう、やっぱり帰ろうかな……
ああでも、もう少しで完成だし……
いや完成してから帰ろう。
どうせ松浦くんも私のことなんて興味ないだろうし。
自分で言って少し悲しくなりながら続きの作業を始めた。
「……ちゃん、美波ちゃん!」
トントンと肩を優しく叩かれてハッとする。
「わ、川島先輩!」
「すごい集中力だねえ。部活ちょっと早めに終わることになったんだけど、美波ちゃんはどうする?」
そう言われて時計を見ると、もう一時間がたっていた。
やばい、集中しすぎて周りの話全然聞いてなかった……
「えっと、もう少しで完成するので、ちょっと残ってもいいですか?」
「いいよ、松浦くんも残るみたいだから。鍵だけお願いしてもいい?」
「えっ、あ、はい!」
「じゃあお願い。あんまり無理しないでね」
それだけ言うと川島先輩は部室を出て行った。
松浦くんも残るのか……
やっぱり帰りますって言えばよかった……
なんて後悔してももう遅い。
私が気づいていなかっただけで、もう教室には松浦くんしかいなかった。
ふたりっきり……!?
とんでもなく気まずい……!
どうしよう、やっぱり帰ろうかな……
ああでも、もう少しで完成だし……
いや完成してから帰ろう。
どうせ松浦くんも私のことなんて興味ないだろうし。
自分で言って少し悲しくなりながら続きの作業を始めた。



