「なー、松浦。この絵どう思う?」
もんもんと考えていると、さっきの二年の先輩も視線に入る。
松浦くんは顔を上げてその絵を見ると、遠慮なく言い放った。
「こことここのバランス、おかしくないですか」
だけど先輩は「あー、ここかあ」と言って書きなおしていく。
美術部に入ってわかったことがある。
それは、松浦くんは誰に対してもああいう言葉遣いだということだ。
先輩でも先生でも関係ない。
オブラートに包むという言葉を知らなそうな口調で、嘘偽りなく話す。
さすがに”うざい、うるさい”などの暴言を吐くことはないけど、人によっては話すだけでも傷ついてしまうのではないかと心配になる。
だけどここはそんな松浦くんを普通に受け入れていた。
お世辞じゃなくきちんと意見をくれるし、実際その意見は筋を通っている。
美術部の中でも群を抜いて絵が上手い彼を、みんな頼りにしていた。
もんもんと考えていると、さっきの二年の先輩も視線に入る。
松浦くんは顔を上げてその絵を見ると、遠慮なく言い放った。
「こことここのバランス、おかしくないですか」
だけど先輩は「あー、ここかあ」と言って書きなおしていく。
美術部に入ってわかったことがある。
それは、松浦くんは誰に対してもああいう言葉遣いだということだ。
先輩でも先生でも関係ない。
オブラートに包むという言葉を知らなそうな口調で、嘘偽りなく話す。
さすがに”うざい、うるさい”などの暴言を吐くことはないけど、人によっては話すだけでも傷ついてしまうのではないかと心配になる。
だけどここはそんな松浦くんを普通に受け入れていた。
お世辞じゃなくきちんと意見をくれるし、実際その意見は筋を通っている。
美術部の中でも群を抜いて絵が上手い彼を、みんな頼りにしていた。



