季節外れのエチュードを




――放課後。


今日は、クラスのみんなが部活へ向かうのと同じように美術部の活動場所へと向かう。


教室が近づいてくるにつれ、心臓の音がどんどん大きくなる。


そしてそれは、教室のドアの前に立ったときにピークに達した。



待って、いろいろな部活を見学させてもらったけど、こんなに緊張したことないかも……


松浦くんはもういるかな?

私が来たらめっちゃ嫌だろうな……


先に入部してるのは松浦君だし、申し訳ない気持ちがないと言ったら嘘だけど、私だって嫌だからね。


仕方ないじゃん、松浦くんとか関係なく美術部に惹かれちゃったんだから。



そんな言い訳をして扉を開けようとしたとき、ガラガラっと目の前の扉が開いた。