【短編】あやかしの神


「精神と身体はね、繋がってるの。細い細い、すぐに切れちゃうような糸でね。
 身体は、精神をこの世に留めておく器。その器から精神が出たら、精神はあの世行き。
 あんたには今の……櫻の身体があるから精神は留まっておくんだけど……私と契約しちゃったからなぁ……」


契約?
せい、しん……?


どういうコト……?

「ッ……ハッ」
「苦しい?苦しいよね?そうだよねぇ!!」

私………死ぬの?
嫌だ。、死にたく……ない


「私と契約しちゃったら、糸が太く、強くなるの。
 だから、身体が死んだら糸に引っ張られてあの世行き。
 梅は身体と一緒に天国に行って、櫻はこの身体に帰ってくるのよ。」 

天国……、なんで、しあわ、せ………


「ど…して、だって、幸せに、なれッ、…」
「幸せなんてないんだよ?
 あぁ、そーだ!あんた、死にたくないっ思ったでしょ?」