それぞれの家からは確かに生活している雰囲気があるものの、窓もドアも開かず、誰かがいる気配もない。
生きながらに死んでいった都市のようだ。
「この先には公園があるくらいか」
明宏は呟いて足を止めた。
路地の奥には少し大きめな公園があり、そこで行き止まりになっているみたいだ。
「公園は確認しないの?」
春香がそう言って振り向いたときだった。
明宏の後ろに大きな黒い影がぬーっと立っているのが見えた。
目も鼻も口もないそれが、ニターッと笑ったような気がした。
「危ない!!」
咄嗟に叫ぶ春香。
黒い化け物がそれを同時に刃物になった手を振り上げた。
明宏は反応が遅れ、ようやく後方を振り向いたところだった。
目の前に黒い化け物がいる。
今自分を殺すために腕を振り上げている。
そう理解しても体は全く動かなかった。
生きながらに死んでいった都市のようだ。
「この先には公園があるくらいか」
明宏は呟いて足を止めた。
路地の奥には少し大きめな公園があり、そこで行き止まりになっているみたいだ。
「公園は確認しないの?」
春香がそう言って振り向いたときだった。
明宏の後ろに大きな黒い影がぬーっと立っているのが見えた。
目も鼻も口もないそれが、ニターッと笑ったような気がした。
「危ない!!」
咄嗟に叫ぶ春香。
黒い化け物がそれを同時に刃物になった手を振り上げた。
明宏は反応が遅れ、ようやく後方を振り向いたところだった。
目の前に黒い化け物がいる。
今自分を殺すために腕を振り上げている。
そう理解しても体は全く動かなかった。



