首取り様2

「せめて今日だけでも休んでて?」


春香に言われて大輔は渋々バッドを玄関に置いた。


「わかったよ。その代わりなにかあったらすぐに連絡してこい。メンバー間にだったら、連絡が取れるだろ」


大輔に言われて春香はホッと胸をなでおろして頷いた。


警察や他の人達へ連絡を取ろうとしても、それはなにかの力によって遮られてしまう。


けれど、参加しているメンバー同士ならやりとりができるのだ。


最初の頃は夢を見た後にメッセージのやりとりをして全員で集合していた。


それは今でも適用されているはずだ。


「じゃあ行ってくるね」


春香はまだ不機嫌そうな顔をしている大輔を残して、玄関を出たのだった。