首取り様2

「そ、そうじゃなくて。怪我が治ってからで大丈夫ってことだよ。今夜は僕たちだけで頑張るから」


「お前1人で女2人を守れるのかよ」


そう言われると明宏は弱い。


グッと返事に詰まってしまった。


「だ、大丈夫だよ、今日はナイフも持っていくし」


そう言ってポケットからナイフを取り出して見せた。


「本当にそれで対処できるんだろうな」


「せ、精一杯頑張るよ」


できると言い切れない自分が情けなかった。


もしかしたら佳奈や春香に怪我をさせてしまうかもしれない。


でも、ここで大輔に無理をされたらこれから先のゲームが続けられなくなってしまうという懸念もあった。


今の大輔では逃げることもままならない。