首取り様2

☆☆☆

美樹の首を見つけ出す気満々の大輔だったが、春香から止められていた。


「俺が足手まといだっていうのかよ!」


玄関先で大輔が大声を張り上げる。


武器の包丁をジーンズのポケットにしまい込んでいた佳奈は慌てて玄関へ走った。


後ろから釘を刺したバッドを持った明宏もついてくる。


「2人共どうしたの?」


「俺には来るなって言うんだ」


大輔が怒りに燃える視線を春香へ向けている。


春香も負けじと大輔を睨み返していた。


「それほどの怪我をしてるんだ。今日くらいは休んだ方が良い」


もともと明宏と佳奈も大輔は休むものだと考えていたのだ。


それでも本人はすでにバッドを手にしていた。


「俺じゃやくたたずだって言うのか!?」


怒りの矛先が明宏に向けられて、後ずさりをした。