確認しなければいけないとわかっていたけれど、口に出せずにいただけだ。
「地蔵の首になる」
佳奈がポツリと呟いた。
それは夢に出て首を取っている影が、いつも残していく言葉だった。
「慎也の首は地蔵の首になったってことだよね?」
佳奈に聞かれて明宏は左右に首を振った。
「わからない。でも、あの夢の言葉どおりならきっと……」
明宏がすべてを言い終わる前に佳奈は勢いよく立ち上がっていた。
「慎也の首があるなら、確認しに行かないと!」
やっと頭の回転が戻ってきた。
涙はすっかり引っ込んで、これから先どうすればいいのか考える。
とにかく今は地蔵を確認しに行くことが先決だ。
明宏と美樹は顔を見合わせた。
朝までずっと首を探していたから少し休みたい気持ちもあったが、さっきシャワー
を浴びたので十分だった。
「そうだな、行こう」
「地蔵の首になる」
佳奈がポツリと呟いた。
それは夢に出て首を取っている影が、いつも残していく言葉だった。
「慎也の首は地蔵の首になったってことだよね?」
佳奈に聞かれて明宏は左右に首を振った。
「わからない。でも、あの夢の言葉どおりならきっと……」
明宏がすべてを言い終わる前に佳奈は勢いよく立ち上がっていた。
「慎也の首があるなら、確認しに行かないと!」
やっと頭の回転が戻ってきた。
涙はすっかり引っ込んで、これから先どうすればいいのか考える。
とにかく今は地蔵を確認しに行くことが先決だ。
明宏と美樹は顔を見合わせた。
朝までずっと首を探していたから少し休みたい気持ちもあったが、さっきシャワー
を浴びたので十分だった。
「そうだな、行こう」



