首取り様2

ゆっくりと近づいて行ったとき、街頭に照らされてソレの顔が見えた。


その瞬間春香が息を飲んで駆け出していた。


「大輔!?」


佳奈が叫ぶ。


街頭に照らし出されたその人は、よろよろと歩いてくる大輔だったのだ。


右足を左手で押さえているが、その左手も怪我をしていて服が避け、出血しているのがわかった。


「嘘だろ」


明宏が走り出す。


佳奈と美樹もその後を追いかけた。


「油断してた。最初の一体をお前らから遠ざけようとして逃げた先に、もう一体いやがったんだ」


大輔はその場にズルズルと座り込んでしまった。


大輔が歩いてきた道には点々と血が落ちていて、春香は青ざめた。