首取り様2

☆☆☆

朝目が覚めると春香も起きていて、男子が使っている客間から大輔の低い悲鳴が聞こえてきた。


かけつけると、そこには明宏の首のない体が横たわっている。


「今日は大輔しか男手がないよ」


それぞれの武器を手に外へ出たとき、後ろから春香が佳奈に声をかけた。


佳奈は一瞬振り返り、すぐに前を歩く大輔に視線を戻した。


「仕方ないよ。私達が頑張るしかない」


大輔の傷はまだ完治していない。


また縫合が破れて出血することになったら、今度こそどうなるかわからないかもしれない。


大輔はやる気まんまんの様子だけれど、無理をさせることはできなかった。


「来たぞ!」