首取り様2

それからはほとんど会話もなく、気がつくと夜になっていた。


男子女子でかわれてそれぞれの部屋に向かう。


「寝たくないな」


隣の布団で佳奈が呟いた。


「そうだね」


眠ればまた夢を見る。


今度は誰の番なのか。


次はちゃんと探し出すことができるのか。


そしていったいいつまでこれは続いていくのか。


果てしない苦痛が始まってしまう。


それでも2人は強い眠気に引きずられるようにして、眠りについたのだった。


佳奈は夢の中にいた。


いつもの家が見えたとき、まだ終わらないのだと悟る。


だけどこれは自分が決めたことでもあった。


最後までやり通す。


その上で全員で助かるんだ。