首取り様2

『ごめん、話し忘れたことがあるからさっきのファミレスに戻ってくれない?』


佳奈はそう伝えて電話を切るとファミレスの前で3人を待った。


しばらくして3人が戻ってきたとき、佳奈はすぐさま『地蔵にはもう行った?』と、質問した。


『いや、まだだけど』


それを聞いて心底ホッとした。


大塚たちはまだあの地蔵を見ていないのだ。


『そっか。あのお守りを返してくれない?』


『え? でもあれが無いと地蔵をみることができないんだろう?』


『そんなの嘘。それっぽく言ってみただけだよ。そのお守りは祖母の形見なの』


佳奈の言葉に大塚はすぐにお守りを返してくれた。


『形見なんて大切なものをくだらないことに使うもんじゃないよ』