「本当か!?」
大輔が勢いよく立ち上がり、その勢いでまた出血した。
しかし本人は全く気がついていないようで、血が流れ出るのもそのままに明宏へ近づいていった。
木々の隙間に埋もれるようにして春香の首は置かれていた。
青ざめてキツク目を閉じている春香の顔を、大輔はそっと両手で抱きしめる。
「よかった、見つかったんだね」
駆け寄ってきた佳奈がホッと胸をなでおろして言った。
これで今日は地蔵に首がつくこともなさそうだ。
「悪いけど、これはお前らが運んでくれないか?」
春香の頭部を抱きしめたまま、大輔が2人を見た。
「いいけど、どうして? 大輔も一緒に戻るでしょう?」
「あぁ戻る。だけど、戻りにも化け物はウヨウヨいるだろう?」
大輔の言葉に明宏は頷いた。
地蔵へ行く前の道のりにだって出現したのだから、帰りにも出現するに決まっていた。
「俺はこんな状態だ。化け物に会ったら春香の首を落とすかもしれねぇ」
大輔は明宏に春香の頭部を渡した。
明宏は上着を脱いでそれを大切そうに包み込む。
大輔が勢いよく立ち上がり、その勢いでまた出血した。
しかし本人は全く気がついていないようで、血が流れ出るのもそのままに明宏へ近づいていった。
木々の隙間に埋もれるようにして春香の首は置かれていた。
青ざめてキツク目を閉じている春香の顔を、大輔はそっと両手で抱きしめる。
「よかった、見つかったんだね」
駆け寄ってきた佳奈がホッと胸をなでおろして言った。
これで今日は地蔵に首がつくこともなさそうだ。
「悪いけど、これはお前らが運んでくれないか?」
春香の頭部を抱きしめたまま、大輔が2人を見た。
「いいけど、どうして? 大輔も一緒に戻るでしょう?」
「あぁ戻る。だけど、戻りにも化け物はウヨウヨいるだろう?」
大輔の言葉に明宏は頷いた。
地蔵へ行く前の道のりにだって出現したのだから、帰りにも出現するに決まっていた。
「俺はこんな状態だ。化け物に会ったら春香の首を落とすかもしれねぇ」
大輔は明宏に春香の頭部を渡した。
明宏は上着を脱いでそれを大切そうに包み込む。



