5人は互い目を見交わせた。
この足跡について行けばもしかしたら明宏の首を探し出すことができるかもしれない。
けれどそれは同時に、この足跡を残した5人の人物と対面するかもしれないということになる。
もしもその5人が、あの化け物のように攻撃してきたら?
そう考えると足がすくんでしまって動かなくなる。
「行こう」
かすれた声で言ったのは美樹だった。
美樹はジッと黒い足跡を見つめている。
「美樹……」
「大丈夫。絶対に明宏を見つけ出す」
美樹はそう言い切って、先頭をあるき出したのだった。
この足跡について行けばもしかしたら明宏の首を探し出すことができるかもしれない。
けれどそれは同時に、この足跡を残した5人の人物と対面するかもしれないということになる。
もしもその5人が、あの化け物のように攻撃してきたら?
そう考えると足がすくんでしまって動かなくなる。
「行こう」
かすれた声で言ったのは美樹だった。
美樹はジッと黒い足跡を見つめている。
「美樹……」
「大丈夫。絶対に明宏を見つけ出す」
美樹はそう言い切って、先頭をあるき出したのだった。



