一番うしろをついてくる美樹に春香が声をかけた。
美樹は青い顔で何度も頷く。
「大丈夫だよ。明宏の首はきっと見つかるから」
自分に言い聞かせるようにして返事をしてまた歩く。
昨日の場所に到着するまでに黒い化け物に出会うかと思ったが、すんなりとそこに到着することができた。
月明かりの中で道路に立ち尽くす5人。
「さすがに同じ場所にはないか」
慎也が周囲を見回しながら言った。
「でもこの足跡、なにか変じゃない?」
佳奈が昼間見つけた足跡がまだ残っていることに気がついて指摘した。。
それは黒くシミを作っていて、この真夏の太陽でも蒸発することがなかったようだ。
それだけでも異様だったが、その異様さの原因は別のところにあった。
「これ、向きが変わってないか?」
大輔がマジマジと足跡を確認して言う。
確かにそれは昼間見たのとは別の方向へ向かった伸びているのだ。
美樹は青い顔で何度も頷く。
「大丈夫だよ。明宏の首はきっと見つかるから」
自分に言い聞かせるようにして返事をしてまた歩く。
昨日の場所に到着するまでに黒い化け物に出会うかと思ったが、すんなりとそこに到着することができた。
月明かりの中で道路に立ち尽くす5人。
「さすがに同じ場所にはないか」
慎也が周囲を見回しながら言った。
「でもこの足跡、なにか変じゃない?」
佳奈が昼間見つけた足跡がまだ残っていることに気がついて指摘した。。
それは黒くシミを作っていて、この真夏の太陽でも蒸発することがなかったようだ。
それだけでも異様だったが、その異様さの原因は別のところにあった。
「これ、向きが変わってないか?」
大輔がマジマジと足跡を確認して言う。
確かにそれは昼間見たのとは別の方向へ向かった伸びているのだ。



