それでも春香は起きない。
よく耳をすませてみても、呼吸音すら聞こえてこない。
そんな異様な空間の中目がなれてきて、暗闇でもものの配置がしっかりとわかりはじめた。
そして同時に見えてきてしまった。
春香の布団が、夢の中と同じように赤黒く変色していることに。
「大輔っ!」
咄嗟に大輔を止めようとして佳奈が手をのばす。
けれど遅かった。
大輔は布団を掴んで剥ぎ取っていたのだ。
そこから現れたのは春香の胴体。
首の切られた、胴体だけだ。
「イヤアアア!!」
佳奈と美樹が同時に悲鳴をあげて、互いに抱きしめ合う。
大輔は後ずさりし、明宏と慎也は絶句してしまった。
夢で見たあの光景が目の前に広がっている。
よく耳をすませてみても、呼吸音すら聞こえてこない。
そんな異様な空間の中目がなれてきて、暗闇でもものの配置がしっかりとわかりはじめた。
そして同時に見えてきてしまった。
春香の布団が、夢の中と同じように赤黒く変色していることに。
「大輔っ!」
咄嗟に大輔を止めようとして佳奈が手をのばす。
けれど遅かった。
大輔は布団を掴んで剥ぎ取っていたのだ。
そこから現れたのは春香の胴体。
首の切られた、胴体だけだ。
「イヤアアア!!」
佳奈と美樹が同時に悲鳴をあげて、互いに抱きしめ合う。
大輔は後ずさりし、明宏と慎也は絶句してしまった。
夢で見たあの光景が目の前に広がっている。



