明宏も佳奈も美樹も、途中で引き返そうとは思っていなかった。
「わかった。春香の家にはときどきこっそり忍び込んでたんだ」
大輔がなんでもないことのように言う。
2人はカップルだからもちろん春香が承諾して、鍵でも開けておいたのだろう。
そうこうしている間に春香の家に到着していた。
夢で見た歪んだ家とは違い、小ぶりで可愛らしい一軒家だった。
門を開けて中に入ると玄関までの小道が続いている。
しかし大輔はそこへは行かずに庭へと回り込んだ。
「こっち」
と言われて他の4人もぞろぞろとついて行く。
「ここが春香の部屋なんだ」
家は2階建てだけれど、春香の部屋は1階にあるみたいだ。
大輔が3度ノックをして中の様子を伺う。
誰かが動き出す気配は感じられないし、電気はすべて消されたままだ。
「やっぱり寝てるんだよ」
佳奈が言う。
「わかった。春香の家にはときどきこっそり忍び込んでたんだ」
大輔がなんでもないことのように言う。
2人はカップルだからもちろん春香が承諾して、鍵でも開けておいたのだろう。
そうこうしている間に春香の家に到着していた。
夢で見た歪んだ家とは違い、小ぶりで可愛らしい一軒家だった。
門を開けて中に入ると玄関までの小道が続いている。
しかし大輔はそこへは行かずに庭へと回り込んだ。
「こっち」
と言われて他の4人もぞろぞろとついて行く。
「ここが春香の部屋なんだ」
家は2階建てだけれど、春香の部屋は1階にあるみたいだ。
大輔が3度ノックをして中の様子を伺う。
誰かが動き出す気配は感じられないし、電気はすべて消されたままだ。
「やっぱり寝てるんだよ」
佳奈が言う。



