【オルセーヌ·オルファンの回顧】

わたしはオルセーヌ·オルファン。
テラナーである。

博物館惑星へと訪れている。

多数のガラクタを展示している。
一部のガラクタからはデータを回収できる。

キュレーターがガラクタを整理している。

「これは生きたクロマニョン人です」
「ほう」
「これは奇形児の内臓です。ホルマリン漬けにしております」
「ふむ」

ずいぶんとキュレーターはグロテスクなものを見せる。

しかし、それが我々人類が成してきたものではなかったか?

答えを既に「タンポポのお酒」(レイ·ブラッドベリ)で聞いていた気がする。ぬばたまの闇、常闇の心地よさ。神話とは昼の言葉では話さない、ということ。