琉衣くんは弾むような足取りで
私の前までやってきた。
私の耳に口元を近づけ
私だけに聞こえる声をもらす。
「イジメられてること
今まで気づいていあげられなくて
ごめんね」
えっ?
「僕の彼女になってくれれば
卒業まで、僕が小雪さんを
守ってあげられるんだ。
彼氏という、特別な存在でね」
私の耳元から、顔を離した琉衣くん。
見とれてしまうほど優しい笑顔で
私に微笑んでくれたと思ったら
今度は私の隣に立って
しかも
私の肩が触れちゃいそうなほどの
至近距離で
ぎゅっ!!
いきなり私の手を握ってきたから
ひゃぁぁぁぁぁぁ///
手っ…手手手…てててて……
握られちゃってるよぉぉ……
琉衣くんの手のぬくもりに
私の脳がキュン死しちゃいそうに。



