琉衣くんは閉じこめたい



私たちの前に現れたのは
隣のクラスの琉衣(るい)くん。

私の高校の王子様。



ファンクラブがあるほどの
大人気男子。




瞳がなくなるほどニッコリ笑っている
琉衣くんの登場に

私を取り囲んむ女子たちが、慌てだす。




「わわっ…私たちね
 小雪ちゃんに、遊園地
 一緒に回ろって声かけてたんだ」



「そうそう。でも小雪ちゃん
 一人が良いんだって」



「寂しくなったら
 うちらに声をかけてねって
 伝えてただけ」




「そっかそっか。
 みんな、優しいんだね」