「私たち
心優しい6人組なんだけどさ
待たされるのが大嫌いなんだよね」
「そうそう」
「あと10秒しか待ってあげないよ。
10、9……」
カウントダウンが始まっちゃった。
どっ…、どうしよう……
「8、7……」
すっごく悔しい。
私服で来るなんて、言ってないもん。
「6、5……」
でもわかってる。
ぼっち一人の正論は、大人数によって
悪に変えられてしまうこと。
「4、3……」
言わなきゃ、ごめんなさいって。
自分は嘘をついてなくても……
ごめんなさいって……
「2、1……」
「あっ…、あのぅ……」
悔しいけど……
絶対に私は
私服で来るなんて言ってないけど……
「嘘をついて……
ごめんなさい……」



