上から再びキスをしてきたけど、今度は食べるようなキスで。


なんだか私このまま食べられそう!


「ねぇちょっと……天馬くん!?」


「キスしてる時くらい黙れよ」


「だって……」


「余裕なくしてやるわ」


首筋に唇を這わせてきて、体に電流が走ったみたいに痺れた。


どうしよう……こんなの初めてだし……。


私天馬くんとこのまま!?


「足の傷、見せて?」


天馬くんの手が私の足を触ってきて。


「えっちょっと触んないで!」


「俺のも見せたじゃん」


「天馬くんのよりひどいの!この前海でも見たでしょ!?」


「あー……あいつらもな。ちひろの太腿見たとか。マジで目つぶしてやりてぇ」


うわ、変な方向にいっちゃった。


「とにかく見せれるもんじゃないよ、汚いから!」


「汚くねえ、綺麗だった」


天馬くんが真面目な瞳で見てくるから何も言えなくなった。


あの傷が綺麗だなんて……どうかしてる。