少し寒いな… そんなことを思いながら、私は彼の言葉を待った。 『…なに考えてんだよ、消える?ホントに何考えてんだ!』 ハァハァ、吐息を切らして、 わたしの言葉には応えてくれなかった。 「…生きる理由が、私にはわからないよ」 そう寂しく告げて、 私はスマホの通話ボタンを切った。 そして、 「サヨウナラ」 しょうもない一言を吐きながら、 私は海に落ちた。 苦しいだなんて、感じなかった。 ゆっくりと力が抜けていって、 ゆっくりと暗い世界へ沈んでいった。