プロポーズから、あっという間に3週間後の金曜日。
私は、いい加減痺れを切らしていた。今夜こそ断ろうと、気合いを入れスタジアムに出向いた。
もしかすると純さんから出禁の刑? ……でももう限界! 早く断ってスッキリしたい。
覚悟を決め、プレイ中の藤井君を涙色の想いで見つめていた。するとゴールを決め満面の笑顔のあなたと目が合い、焦ってそらす。
……別にゴール決めた人見てても、不自然じゃないか。
そう思い、さり気なくあなたを探す……までもなく、なぜか私を見ながらベンチに戻って来た。
「悪い、ちょい足が……。代わって」
あなたは、1人だけ待ちのメンバーと交代して、私の隣に座り右足のシューズを脱いだ。少し久しぶりのプチふたりきりに緊張する。
「……大丈夫? 冷やす?」
「いや。……痒いだけ」
あなたは、ベンチ下の救急箱を取り出す私に、真顔で足の裏を掻きながら答えた。私は、一瞬沈黙後つい吹き出した。
「君こそ純担に何か言われた? 泣きそうに見えたけど」
「……何も。……ありがとう」
珍しく声をかけ心配してくれたのが嬉しくて、涙が浮かび上がるのをグッと堪え、俯き微笑んでみせた。
私は、いい加減痺れを切らしていた。今夜こそ断ろうと、気合いを入れスタジアムに出向いた。
もしかすると純さんから出禁の刑? ……でももう限界! 早く断ってスッキリしたい。
覚悟を決め、プレイ中の藤井君を涙色の想いで見つめていた。するとゴールを決め満面の笑顔のあなたと目が合い、焦ってそらす。
……別にゴール決めた人見てても、不自然じゃないか。
そう思い、さり気なくあなたを探す……までもなく、なぜか私を見ながらベンチに戻って来た。
「悪い、ちょい足が……。代わって」
あなたは、1人だけ待ちのメンバーと交代して、私の隣に座り右足のシューズを脱いだ。少し久しぶりのプチふたりきりに緊張する。
「……大丈夫? 冷やす?」
「いや。……痒いだけ」
あなたは、ベンチ下の救急箱を取り出す私に、真顔で足の裏を掻きながら答えた。私は、一瞬沈黙後つい吹き出した。
「君こそ純担に何か言われた? 泣きそうに見えたけど」
「……何も。……ありがとう」
珍しく声をかけ心配してくれたのが嬉しくて、涙が浮かび上がるのをグッと堪え、俯き微笑んでみせた。



