.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ 〜Reunion〜 .*.゚・*. ❋改訂版❋

 私は、トイレに寄る2人と別れ、先に奥のコートへと進んだ。まだ15分前のせいか、2人ストレッチとベンチに……なんと藤井君が、人気ブランドのスポーツウェア姿で、室内シューズの紐を結んでいた。

 藤井君は、数メートル手前で立ち尽くす私に、ふと視線を向けると、驚愕の表情で体を起こし見つめてきた。

「……藤井さん!?」

 その驚き様に、私も目を見開き数秒後に頷くと、完全に固まったまま私を見上げ続けた。

 藤井は私の旧姓である。超久々にそう呼ばれ、一気に懐かしさが込み上げる。

「……えっ!? まさか純の……」

 私は、強く否定したい衝動にかられるが、返事に困り黙り込んだ。勝手に話していいものか悩みながらも、謎の反応に困惑した。

「でも葉月」

「もうバレた?」

 藤井君がまた口を開いた時、後方で日向君の声が聞こえた。

「実は凌、昨日コンタクト落として、全く見えてなかったの。うるさくて声も良く聞こえてなくて、時差ボケですぐ帰っちゃったし。ね?」

 私は、完全抹殺でなかったと知り、余りの脱力感に鞄を落としかけ、慌てて受け止めた。

「何で黙ってたんだよ?」