輝一「なんか、もう普通に桃太郎が読めなくなるかも……」

沙月「そんな悲しい説だったなんて……」

私「お供に何故この三匹を選んだのかっていう話は、先に話した干支の話の方が有名で、間引き説は知らない人が多いんだ。だけど、こういう悲しいことが行われていたっていうことを知っておいてほしかったから触れてみたよ」

輝一「間引きとか知らなかったから、勉強になりました!」

沙月「……あれ、そういえば桃から生まれなかった桃太郎はその後どうなるんですか?」

私「ああ、続きを話すのを忘れてたね。成長した桃太郎は何と自分の母親であるおばあさんに恋をしてしまうの」

沙月「えっ?」

輝一「マジ!?」

私「マジ。そしておばあさんも桃太郎を好きになってしまい、おじいさんの存在が二人は邪魔になる。だから二人は協力しておじいさんを殺害し、仲良く暮らしましたとさ。おしまい!」

沙月「ええっ!?」

輝一「めちゃくちゃ昼ドラっぽい内容なんですけど!よくそんなの教科書に載ったな!」

私「さあ、まだまだ解説していくよ〜!」