輝一「桃を食ったら若返るってめっちゃファンタジー設定だね」

私「桃には、不老長寿や若返りの効果があるって信じられていたんだ。まあ当然、科学的根拠はないんだけどね。それで、桃太郎がそのまま教科書に載った時、教師に多くの子どもが「何で若返ったら子どもができたの?」って質問をしたんだ」

沙月「これは誤魔化すことができないね……」

私「純粋な子どもに説明するわけにもいかず、桃太郎は桃から生まれたと中身が変わることになったんだ」

輝一「oh……」

私「地域によっては、「川から若い娘が流れてきて老夫婦が迎え入れたところ、娘が桃太郎を生んだ」とか「赤と白の箱が流れてきて赤を選んだら桃太郎が……」とか桃太郎誕生には色んなパターンがあるんだよ」

沙月「それはそれで面白そうですね!」

輝一「川から娘が流れてくるってだいぶぶっ飛んでるけどね」

私「さて、桃太郎誕生はここまでにして、二人はどうして桃太郎の旅のお供が猿・犬・キジだったかわかる?」