君に酔いしれ

「朱音には内緒ね？ 俺、埋められちゃうから」


蒼くんはニコニコ笑いながらそう言ってくる
何でそんな機嫌良さそうなの？！



「…こ、こんな事、 恥ずかしくて朱音に言えないよっ！」


むしろ私も"あれだけ気を付けろって言ったでしょ～？！"って
朱音に追いかけ回されそうだよ…



「はは 癒結ちゃんらしい答え」


「手…離して？」


「え～？一緒に帰ろうよ♪」






結局、終始蒼くんのペースで一緒に帰る事になってしまった。